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COMMUNITY

ORGANIC COTTON

SISIFILLEは、世界各地から自ら調達したオーガニックコットンだけを使ってものづくりをしています。では、「オーガニックコットン」とはいったい何か。「農薬を使わないで育てられた綿」と一般的には広まっていますが、種から栽培方法、収穫に至るまで、一般の綿とは多くの違いがあります。 ここでは、オーガニックコットンがいったいどんなものか、詳しく説明していきます。 オーガニックコットンとは、有機農業の基準に基づいて栽培され、その工程が第三者機関によって検査・認証された綿花のことです。高度な有機農業の技術と厳しい検査が必要になるため、全世界で生産されるオーガニックコットンは、綿花全体のわずか1%程度(※1)しかありません。 ※1出展:Textile Exchange Organic Cotton Market Report 2021   ー 有機農業の基準 有機農業は、土の中の最も小さな生き物から人類に至るまでのすべての個々、そして生態系全体が、健全で持続可能であることを目指しています。その理念に基づいて策定された有機農業の基準の中から代表的なものをいくつかご紹介します。 ① 化学肥料の不使用 有機農業では、一般的な農作物に使用される化学肥料の使用を禁止しています。その代わりに、家畜の糞や落ち葉などの天然資源から作った堆肥を用いて土づくりを行います。他品種の作物を交代で栽培(輪作)したり、マメ類などを緑肥として間作したりすることで、土中の微生物や栄養素の偏りを防ぎ、健康な土壌を保持することができます。生態系が豊かな土壌は保水性が高く、水の節約や表土の流出防止に役立ちます。農家の方々は肥料を購入する必要がないため、経済的な負担も生じません。また、過程で多くのCO2を発生する化学肥料を使用しないため、温室効果ガスの大幅な削減も期待できます。 ② 有害な農薬の不使用 有機農業では、有害性が指摘されている農薬の使用は認めておらず、原則として化学合成された農薬は使用しません。害虫対策としては、畑の中にひまわりやとうもろこしなどの誘引作物を混植したり、糖蜜などから作った害虫トラップを用いたりします。ニンニクや唐辛子などから抽出した天然の駆除剤を使用することもあります。除草剤や落葉剤なども使用せず、手間はかかりますが、人の手と昔ながらの知恵を用いた方法で対処します。従来の綿花栽培では他の作物に比べて非常に多くの農薬を使用することが問題となっていました。農薬を使用しないことにより、空気・土壌・水質の汚染防止や周辺環境の生態系保全に役立つだけでなく、農家の方々の健康を守ることができます。 ③ 遺伝子組み換え技術の不使用 有機農業では、遺伝子組み換えされた種子の使用を禁止しています。遺伝子組み換えは新しい技術のため、将来にわたって生態系にどのような影響を及ぼすのかまだはっきりとしたことがわかっておらず、予防的観点から使用が認められていません。しかし、すでに世界中で栽培されている綿花の多くには遺伝子組み換えの種子が用いられており、意図せぬ混入などの問題から、オーガニックコットンが広がるための大きな障壁になっています。また、遺伝子組み換え種子は大手種子メーカーによって権利が独占されており、種の多様性や種子メーカーへの依存が問題になっています。自家調達した種子を使用することで、そのようなリスクも回避することができます。   ー 人権の保護 有機農業の根本となる基礎基準を定めたIFOAM(国際有機農業運動連盟)は、「有機農業の原理(※2)」として「健康の原理」「生態的原理」「公正の原理」「配慮の原理」を掲げています。その原理に基づき、オーガニックの原料や製品の生産過程では、自然環境だけではなくそこに携わるすべての人々の人権に配慮することが求められています。いくつかの代表的な取り組みをご紹介します。 ※2 : 有機農業の原理 ① フェアトレード フェアトレードとは、開発途上国で生産される原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みのことです。流通の選択肢が少ない生産者の多くは常に弱い立場になりがちで、生産した農作物を法外に安い価格で買い叩かれてしまうケースが少なくありません。綿花を生産する多くの途上国でも同様の問題が構造的に存在しています。フェアトレードの場合、フェアトレード最低価格の保証が義務付けられており、生産者の貧困対策と持続可能な生産に大きく貢献しています。 ② その他の社会規範 国際フェアトレード基準や、繊維製品の国際基準であるGOTS(Global Organic...

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TEXTILE 

SISIFILLEのアイテムに使用する生地は、大きく分けて4つの特徴を兼ね備えています。 ー ORGANIC COTTON 生地に使用する原材料には、タンザニア、ペルー、エジプトといった国々から調達したフェアトレードのオーガニックコットンのみを使用しています。オーガニックではない一般綿やその他の素材は使いません(※1)。 フェアトレードとは、その名の通り公正な取引を意味します。サプライチェーンの中で弱い立場になりがちな農家の方々は、相場より安く買い叩かれることがあり、そのような不当な取引を防止するための仕組みがフェアトレードです。 正当な手順で仕入れたオーガニックコットンに、長年培ってきた生地作りのノウハウを注ぐことにより、本当の意味で豊かな風合いの生地を生み出すことができると私たちは考えています。そして、それらの生地を用いることは、シシフィーユの「やわらかいプロダクト」に欠くことはできないとても重要な要素です。 シシフィーユで使用するオーガニックコットンについて、詳しくは「ORGANIC COTTON」をご覧ください。 ※1:ストレッチが必要な生地を生産する場合のみ弾性糸を5〜10%程度使用します。   ー TRANSPARENCY/TRACIABILITY 私たちは、「トランスペアレンシー」すなわち「透明性」をとても大切に捉えています。透明性とは、全ての製造プロセスをオープンにするということです。まるで農家の顔が見える野菜のように、「どこからやってきたのか」を詳しく知ることを可能にすること、それを「トレーサビリティ」とも呼びます。一見当たり前のことのようですが、繊維業界は製造プロセスが細かく分かれ、とても複雑であるという理由から、なかなか実現が難しい分野でした。 一方、私たちが考える透明性とは、単に製品の“確からしさ”を示すためだけのものではありません。綿花を摘む農家の方々や、生地をつくる工場の方々との有機的なつながりを感じていただくためのツールとして、シシフィーユの「やわらかなコミュニティ」の一つの側面を表現するものだと考えています。 製造プロセスの情報は、ウェブサイトの商品ページや、商品に付いている「Virtual Travel Ticket(バーチャルトラベルチケット)」を通してオンラインで閲覧いただくことができます。   ー MADE in JAPAN 日本の繊維産業の歴史は古く、その長い年月と日本人の勤勉さに裏打ちされた精緻で高品質なテキスタイルは、イタリアと並び世界的にも高い評価を得ています。実際に世界トップクラスのハイブランドの多くが「ジャパン テキスタイル」を採用し、そのクラフトマンシップを称賛しています。 私たちは自社で生地の企画を行い、国内有数の協力工場に生産を依頼しています。主な産地は、和歌山、大阪、栃木、群馬、兵庫、静岡、新潟、愛媛などです。各々の産地にはそれぞれ特徴があり、企画した生地の特性に最適な産地や工場に生産をお願いしています。 工場には定期的に足を運び、私たちのものづくりの意義を理解していただいています。こうして目の届く範囲でものづくりをすることは品質を担保する上でもとても重要なことです。 また、日本の水質は軟水のため、肌あたりのやわらかい生地に仕上げられる環境に恵まれていることも大きな特徴です。これらの要素もまた、シシフィーユの「やわらかいプロダクト」の一翼を担っています。   ー SAFETY & ENVIRONMENT 生地の製造は、「日本オーガニックコットン流通機構(NOC)」の加工規準と、自社で独自に定める基準に則っています。...

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