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COMMUNITY

自分らしく美しく ―からだの中から整える― 新井佑佳さん

自分らしく生きている人を見ると、「美しい」と感じることがあります。美しさの定義は人それぞれに自由であるものですが、“自分らしさ” とはなにかを知ったとき、自分の求める美しさに近づくことができるのかもしれません。セラピスト暦15年目を迎え、食の分野などにも活動の幅を広げられている新井佑佳さんの場合は、身体の内側を整えることがそのきっかけになったと言います。 ―自身の身体の不調から、内側を整えることの大切さを知りました 本田:新井さんは現在、都内でオーガニックサロン「ayuca organic salon」を営んでいらっしゃいますが、どのような想いがあってこのお仕事を選ばれたのですか? 新井:子どもの頃から、美容の仕事についている人は年齢に関係なくずっと美しいと思っていて、その美しさにずっと憧れていたんです。私が通っていた美容学校は、トータルビューティーを学ぶことのできる割と珍しい短期大学。ヘアカットやメイクの授業はもちろん、健康美や精神美、花道や茶道、フィットネスに心理学と幅広い分野に触れる機会がありました。そこで内側まで美しくするセラピストという職業を知ったんです。 本田:当時は身体の外側へのアプローチを目的としたサロンの方が目立っていたような記憶があるのですが、最近では身体の内側、心のケアができる場所も多いですよね。それは世間の関心が身体を中から整えることにも向けられるようになってきたからなのでしょうか? 新井:そうですね。自分がこの仕事に就いているからかもしれませんが、セラピストという言葉を当たり前に聞くようになった実感があります。リラクゼーションサロンの数も増えてきたので、外側だけでなく内側に癒しを求める人が増えているのかなと思いますね。 本田:少し前までは精神的な部分をオープンにすることに対して、ためらいを感じる方も多かったように思うんです。でも今は、いろいろな方法で自分の内側の部分をケアするみたいなことが一般的になりつつありますよね。 新井:私も元々溜め込みやすいタイプで、身体に不調があらわれてしまうことがありました。自律神経が乱れたり、円形脱毛症になったり。一番辛かったのは顔面麻痺になってしまい、薬の副作用で肌もボロボロになってしまったこと。その時に、いくら外側を美しく整えても、身体が元気で健康じゃないと、全部がダメになってしまうんだなと感じたんです。 本田:ご自身の経験が今に大きく関わっているのですね。新井さんはセラピストとして実際にお客様をケアされる時、どのようなことを大切にしていらっしゃいますか? 新井:マッサージに行った時、逆にすごく疲れて帰ってくることってありませんか? 癒しの空間すぎて陰の世界に気持ちが持っていかれてしまうというか。自分のサロンに来ていただいたお客さまには癒しを感じてほしいのはもちろんですが、また頑張ろうと元気になったり、幸せな気分になったり、いい気持ちで帰ってほしいと思っています。サロンの空間を楽しんで欲しいし、特別な空間だと思ってもらいたいので、おもてなしをするように施術することを心がけていますね。 本田:自分にフィットしたサロンかどうかということは重要ですよね。そういった場所や人に出会うことで感じ方や見える景色も変わると思います。自分自身が精神的に癒されると、周りに優しくなれたりも。 新井:そうですね。うちのサロンにはお子さんがいらっしゃるお客さまも多く、子育ても仕事もしていると、みなさんご自身の時間がなくてかなり疲れが溜まっているんです。そんな中サロンに来てくださって、施術を受けると心に余裕が生まれてハッピーになる。家に帰った時に家族にもやさしくなれるから、旦那さんも「行ってよかったね!また行ってきなよ」と言ってくれるみたいで。そういったお話を聞かせてもらうことも多く、とても嬉しく思います。 ―心が求める楽しい方へ向かっていくことが、美しさに繋がっていく 本田:新井さんは畑仕事もされていますよね。そのお話も伺いたいです。新井:以前、体調を崩しやすかった時に2年ほどマクロビオティックを学んでいた時期があって。マクロビ食を取り入れてみたところ、体調だけでなく精神的にもとても安定して驚いたんです。そこから「身土不二(しんどふじ)」とか「一物全体」っていうことばが自分の中でスッと腑に落ちて。私は群馬県の神流町(かんなまち)という、山に囲まれた町で生まれ育ったんですが、地元で父のはじめた畑を手伝うようになったんです。水と緑に恵まれた場所で一から無農薬で作って、野菜や果物の成長する過程を見て学びを受ける。続けていくうちに野菜への愛が膨らんで、月に一度は必ず帰って畑に触れています。 本田:そういった経験を通して、サロンでのお仕事に活かされていることも多いのではないでしょうか。 新井:その通りなんです。自宅ではこういう食事をとった方がいいですよということがアドバイスできるようになったのは大きいですね。より多くの人に食事の大切さや楽しさを広めたくて、田舎暮らしを体験する地元のツアーや料理教室、食に関するセミナーも開催するようになりました。 本田:サロンでは、経営から接客まですべて新井さんお一人でされているのですよね。ご自身のペースで働ける環境があるからこそ、そういった活動にも精力的に取り組めるというところがあるのでしょうか。 新井:そうですね。昨年地元のツアーを開催したときに、自分がやりたかったことが徐々に形になってきていると実感できました。勤めていたころは「次は何時にお客さまが来ちゃう!」とか「施術の時間はオーバーしちゃダメ!」など時間と周りを気にしてしまうところがありましたが、独立して一人で働くようになってからはそういった焦りがなく、お客様一人ひとりにゆっくり寄り添うことができるようになった気がします。お客様が満足して帰ってくれることが一番なので、今の環境やペースは自分に合っているなと感じています。 本田:新井さんのインスタグラムには、おすすめの調味料やおいしそうな料理の数々が並んでいて、とても興味深く拝見しています。サロンでの施術だけでなく「食」に関することも含めてホリスティックにお客さまをケアしていく方向になっていっていますよね。今後はどのようなバランスで活動されていかれるのでしょうか? 新井:基本はセラピストという軸はぶれないようにしたいと思っていますが、色々と挑戦はしていきたいですね。昨年開催した田舎暮らし体験ツアーを通して、地元での活動が仕事につながることが実感できたので、今後はもうちょっと畑に関わる活動も広げていけたらと考えています。東京のカフェに野菜を卸すとか、都内で野菜を販売するとか。そしていずれは地元の群馬と東京でデュアルライフができたらいいなと思っています。 本田:心の声に素直であることは自分をケアすることでもありますよね。そういったことが、自分の「らしさ」や「美しさ」に通じていくのかもしれませんね。 新井:たくさんの情報が溢れている中で、いろいろと試しながら「自分が一番心地良いと思うこと」を選びとっていくことも大切だと思っています。そういったことを積み重ねながら、自分らしさを磨いていくことが一番美しく輝ける秘訣なのかもしれません。これからも内側の幸せや “楽しい、嬉しい” にフォーカスしながら、お客さまや自分も含め、みんなの美しさにつなげていきたいですね。 ■ 新井佑佳 /...

# HEALTH# ORGANIC# 自分らしく生きる

自分らしく生きる働き方 / HATAGUCHI COLLECTIVE主宰 加藤寛子さん

彼女が日本を出て海外での暮らしを始めたのは20歳の時。そこから約26年の間に様々な場所に移り、色々な職種を体験してきました。現在、「HATAGUCHI COLLECTIVE(ハタグチコレクティブ)」という自身のステーショナリーブランドを運営する一方で、アパレルブランドのビジュアルマーチャンダイザー(以降V M D)、スタイリスト、コディネーターと多方面で生き生きと活躍する彼女。その仕事へ向ける情熱や考え方には、『自分らしい生き方』に繋がるヒントがたくさんありました。 ー自分の性格や環境が今の私を作り上げた もともと物を観察したり研究したりする事が好きなんです。一つのものに興味を持ったらとことん突き詰めるタイプ。VMDの仕事でも、他のお店のVMDの仕事を見ながら自分なりに学んできました。またハイブランドのアパレルに勤めていた頃、そのブランドの大御所の方達に叩き込まれたジーンズの畳み方ひとつをはじめ、色々な知識や経験からは多くの学びを得る事ができました。それらは私のビジネスに対する姿勢の基礎となっています。また幼少期の環境も、今の私を作り上げた一つの要因になっていると思います。私の祖母はお茶とお花の先生をしながら暇があれば私の洋服を作ってくれ、母は刺繍がとても上手な人でした。2人とも常に手を動かしている女性でしたね。家にはいつもお花が飾られていたり、成熟したハンドメイドに触れさせてもらえる機会が多かったりした環境で育ったので、自然とハンドメイドやアパレル関係に興味を持つようになったのかもしれません。 ーサンフランコで暮らすまで今までの全てが繋がり、通じている 留学生としてサンフランシスコ・ベイエリアの短期大学へ入学した事が、アメリカに来るきっかけでした。その後バーモンド州の大学へ編入し、卒業してからはニューヨクやカリフォルニア、日本のアパレルで主にV M Dとして14年ほど働いてきました。その後夫の故郷シンガポールに住んでいた期間は、フリーランスとしてインテリアデザイン関係の仕事をしていました。その頃、旅行先のインドで出会った伝統的なハンドメイドのコットンペーパーに心惹かれ「HATAGUCHI COLLECTIVE」というステーショナリーブランドを立ち上げました。※HATAGUCHI COLLECTIVEについての記事ははこちらから そして、シンガポールで時間に余裕のある暮らしをする中で子供を授かりました。永住権があるアメリカ、在住しているシンガポール、そして私の母国日本。どこで子育てをしながら暮らすのが良いのかを夫婦で話し合い、2人ができる限り対等に、近い視野を持てるアメリカに戻って暮らす事に決めました。現在はサンフランシスコベイエリアに戻り「HATAGUCHI COLLECTIVE」を運営しつつ、バークレーにあるアパレルブランド「ERICA TANOV(エリカ・タノヴ)」でVMDとして働いています。また、スタイリストやコーディネーターとしても時々お仕事をいただいています。今まで様々な地に移り色々な職を経験し、現在もパラレルな働き方をしているので、一見バラバラな事をやっている様に見えるかもしれません。しかし、結果的にそれぞれの仕事が他の仕事に通じている部分があると実感しています。VMDでの経験があるからこそスタイリングの仕事でもそのスキルが活かせたり、ブランド運営で培った人との接し方がコーディネーターの時に役立ってくれたりと、それぞれに相乗効果をもたらしてくれています。 ー人との繋がりを大切にして働く ビジネスの上で一番大事にしている事は、一緒に働いてよかったと思ってもらえるような働きをする事です。何かご縁があるから出会えたのだと思いますし、人との繋がりは大切にしたいですね。コーディネーターの仕事でいうと、日本から来た人とアメリカで暮らす人との間に入る際には、いつも両者の立場になって考え、進めて行く事を心がけています。ビジネスの面でも文化の面でも、両者を尊重しどちらにとってもフェアな立場でありたいと思っています。そして、仕事をするという視点ではなく、人として気持ちよく時間を共にするという考え方を持つようにしています。 ー多用的に働くという自由がもたらしてくれるもの自分らしく働くという事 今は日本でも一つの企業に属するだけではなく、副業やフリーランスなど様々な働き方が認められてきていると思います。その風潮は「自分はこんな事が出来るかもしれない!」という可能性を模索するチャンスだと思うので、枠にとらわれずもっと自由に視野を広げてみると良いのではないかと思います。趣味ではじめた陶芸が仕事になった……くらいの自由さやカジュアルさは、フレキシブルな人生観を見せてくれると思います。 私は色々な事を経験して、今になってやっと「自分はプロジェクトマネジメントが得意なのだ。」と気づく事ができました。スケジュール管理の面などで大変な事はありますが、一つの事をコツコツ極めるよりも、仕事でも子育ての面でも、あらゆるプロジェクトに携わってマルチタスクをこなす方が好きです。オフィスでずっと座って働くより、現場で体を動かして働いている方が自分の性に合っていますね。またそんな自分の得意分野を活かした働きの中で、何事にも愛情を込め熱心に取り組んで行きたいと考えています。仕事が増えて外に出る機会が多くなると、子供たちや家族と過ごす時間が少なくなってしまうのが心苦しいですが、軽やかに、バランスが取れた生活ができるといいなと思います。私にとっての自分らしさとは、『好き』の部分を見失わず、自分のペースで働いて行く事なのかなって思います。 ー今できる事を見失わない事が好きに繋がる 「Stay on the same tree.(同じ木に留まりなさい。)」という言葉があります。これには、やっている事が枝分かれするのは良いけれど同じ木の上で行う方が良いというメッセージが込められています。色々と事業を広げたり関心を広げたりしても、同じ木の上であれば最終的に全てが繋がるものだと考えています。 そんな中で色々な仕事をしてきましたが、「今しか出来ない事はなんだろう。自分が本当にやりたい事はなんだろう。」と考えた時に、私の中ではやっぱりVMDの仕事が一番だったんですよね。最近ではVMDの仕事を優先して、今働いている「ERICA TANOV」では、上がってきた商品を販売するまでのあらゆるケアやオペレーションに携わっています。力尽きて外で仕事が出来なくなった時、最後まで自分が好きな事をしていたいという気持ちがあります。やっていて良かった、と思える仕事をしていたいです。そのためにも、『今できる事』を見失わずに同じ木で枝を広げ続ける事が、自ずと自分の『好き』につながって行くのだと思います。 ■ 加藤寛子 / HATAGUCHI...

# 自分らしく生きる

「自分に正直に生きる」 ー女性が心身ともに健康でいるための植物療法とセルフケア 後編ー 須藤愛子さん

自身の出産を期に心身のケアの大切さに気づき、フィトテラピースクールで学びを深めた須藤愛子さん。女性が健康であるためのサポートをしたいと、2022年には「The Little Sunshine」を立ち上げ、フィトテラピスト(植物療法士)としての活動をスタートさせた須藤さんに、植物療法のこと、生理期の過ごし方やデリケートゾーンケアについてお話いただきました。 ―膣に潤いを保つことが免疫力アップにつながる  膣は女性にとって一番大事な場所です。デリケートゾーンと呼ばれる膣、尿道、肛門などはそれぞれ粘膜で覆われていて粘液を出しています。粘膜に潤いがなくなると粘液が出にくくなり、体内に侵入しようとする細菌やウイルスなどの病原体を中に入れないようにブロックしたり、異物を体外に排出したりすることが出来なくなってしまう。さらに、膣の乾燥が続くと、たるんだり萎縮したり、菌が繁殖したり、老化が進んだりと様々なトラブルを引き起こします。つまり、粘膜の潤いを保つことは免疫力アップにもつながるんです。これは私が体感してびっくりしたことでもあるのですが、膣が潤っていれば、不思議と鼻や目など身体の他の粘膜の乾燥も和らいでくるんです。 ―最高のアンチエイジングをもたらしてくれる膣周りのケア 日本人って、顔はきちんと専用のソープや化粧水などでお手入れをするのに、膣周りのケアをするという意識がないですよね。でも自分の膣に触れることは、自分の身体を知ることなんです。いつまでも粘液を分泌できるような、潤っていて弾力がある膣を維持することは最高のアンチエイジングとも言われています。膣のケアが女性の健康につながっていくということを実感しているので、若いときから第二の顔としてケアすることが当たり前になっていってほしいですね。 ―粘膜と馴染みのよい植物オイルでデリケートゾーンケアを アプリコットカーネルオイル、スイートアーモンド、マカダミアナッツオイルなど、実のなる種から抽出された植物オイルは粘膜との馴染みがよくおすすめです。ベタベタするのが苦手だったら乳液のようなミルクタイプのものでもいいと思います。最近「フェムケア」の流行りもあってかいろいろな製品が販売されていますが、粘膜は吸収率がものすごく高いので、天然由来のものを選びたいですね。 ―どんなふうにお手入れするの? デリケートゾーン専用のナチュラルなソープで擦らないように指の腹で優しく洗います。ソープはよく泡立てるかまたは泡タイプのものを使ってください。外陰部のひだには恥垢という垢が溜まりやすいので、ひだの部分も優しく洗います。シャワーで流しタオルで優しく水分を拭き取った後、専用のオイルやミルクなどを膣の粘膜部分から肛門部分まで優しく塗布し、馴染ませながら軽くマッサージします。 (写真)泡タイプで使いやすいデリケートゾーン用のフェミニンシフォンソープ / Pubicare organic。/ デリケートゾーン用のオイル / The Little Sunshine。(全て私物) ―身体が冷える季節には膣のオイルパックを試してみて 冬は、膣や会陰も冷えがちです。そんな時は人肌に温めた植物オイルでヒタヒタにしたコットンを生理用のオーガニックコットンナプキンの上に置いて膣にあてると、膣が潤い、温まるのですごく気持ちがいいんです。オイルパックをしながらそのまま就寝するとぐっすり眠れるのでぜひやってみてください。 ―女性が健康でいることで、明るい社会に須藤さんが世の女性に伝えていきたいこととは? まずは自分の心と身体を大事にして、しんどいときは無理をせず休んでほしい。自己中心的になれということではなくて、自分に正直に生きてほしいですね。女性が心身ともに健康でいることで、パートナーや子ども、周りのみんなが笑顔で元気になれるし、そのエネルギーをみんなが外に持っていけばそれがまた伝染していく。その連鎖が続いていけば、最終的にはとてもいい社会になるんじゃないかなと。女性にはそういう力があると思うんです。 ■ 須藤愛子 / フィトテラピスト・Bonnie &Moss ディレクター 自身の出産を期に心身のケアの大切さに気付き、フィトテラピースクールで学びを深める。2022年に「The  Little Sunshine」を立ち上げ、今後は植物療法士として個人向けホリスティックカウンセリングやフェムケア講座、企業向けセミナーを開催していく予定。そして親子が笑顔になれる場所、コミュニティーを作りたいという思いから2021年よりグラフィックデザイナーの友人と2人で「Bonnie&Moss」というユニットとして活動をはじめる。毎月三軒茶屋にて親子Work Shopを開催。instagram: @sol__luna...

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「自分に正直に生きる」ー女性が心身ともに健康でいるための植物療法とセルフケア 前編ー / フィトテラピスト 須藤愛子さん

自身の出産を期に心身のケアの大切さに気づき、フィトテラピースクールで学びを深めた須藤愛子さん。女性が健康であるためのサポートをしたいと、2022年には「The Little Sunshine」を立ち上げ、フィトテラピスト(植物療法士)としての活動をスタートさせた須藤さんに、植物療法のこと、生理期の過ごし方やデリケートゾーンケアについてお話いただきました。 ―植物療法を日々の暮らしに気軽に取り入れるには?まずは自分の身体を観察してみよう 植物療法とは、植物の力を使って人間が生まれながらに持っている自然治癒力に働きかけ、心身のバランスの乱れを整え、健康な状態へと近づける伝統的な療法です。具体的には、その人の不調の原因を探り、ハーブを飲んだり、薬効がある食材を食べたり、精油などを使ったりしながら、その症状を癒していきます。  植物療法を日常に取り入れるためのファーストステップは、自分の身体を深く観察すること。それは自分の内面と向き合う時間を作ることでもあります。我慢を美徳とする日本特有の古い考えがあるせいか、日本人女性は頑張りすぎている人が多いですよね。特に子育て中のお母さんは自分のケアが後回しになりがちです。調子が悪くても身体の声を無視して頑張り続けた結果、病気を招いてしまうケースもよくあることです。大事なのは、自分を俯瞰して観察し、身体が出すサインをキャッチすること。そうすることで、ケアすべきタイミングやポイントが分かるようになってきます。 (写真)須藤さんが植物療法と出合うきっかけになった書籍、東城百合子さんの「自然療法」。フェムケアのことが知りたい方には森田敦子さんの「潤うからだ」がおすすめ。(共に須藤さん私物) ―ちょっとした身体の変化に気づくことで症状が現れる前のケアが可能に 前回の生理よりお腹が痛くなるのが二日ぐらい早いなとか、なんとなく喉がイガイガするなとか。頭痛などの症状が出てから鎮痛剤を飲むというような対症療法とは違い、植物療法というのは、症状が出る前からケアができるもの。なので、ちょっとした身体の変化に気づくことが大切なんです。日本人は体調を崩すとすぐに病院へ行く人が多いですが、植物療法が根付いているヨーロッパでは、不調を感じたらハーブ薬局へ行き、植物療法士に相談してハーブを処方してもらうなど、まずは自分自身でケアしてみて、それでもだめだったら病院に行くそうです。化学的な医薬と比べると植物の効き目は穏やかなので、例えば、生理の一週間前からPMSをやわらげるハーブを取り入れるといったように早めに対処することで効果が生まれやすくなります。 ―生理期を快適に過ごすために植物の力でセルフケアを 基本は、身体を冷やさないこと。使い捨てのカイロでもいいのですが、私が愛用しているのは、電子レンジで温めて使用するチェリーの種が詰まったチェリーストーンピロー。チェリーの種は中が空洞になっているので、そこに温かい空気が溜まって保温効果があるんです。特に仙骨周辺を温めると血流が良くなり、生理痛を和らげてくれます。他にも、好きな精油を焚いたり、スケジュールを詰めすぎないようにしたりなど、生理期間はできるだけリラックスして過ごすことを心がけてみてください。 (写真)お腹や腰、肩にも乗せて使えるおすすめのチェリーストーンピロー / INATURA。須藤さんが生理時だけでなく毎日摂取しているというピースミント“ENERGY”CBD &CBG +レモンとピースミント“RELAX”CBD+ペパーミント / 共にNUMUN NATURALS(全て須藤さん私物)。 ―生理期に摂りたい栄養素どんなものがいい? 鉄分は生理前からどんどん失われていくので、意識的に摂りたいですね。また、PMSや生理痛にも効果的なγ-リノレン酸。必須脂肪酸の一つで、月見草オイル、ボリジオイル、ヘンプシードオイルなどに含まれています。更年期症状などの緩和にも良いとされているので、サラダにオイルをかけて食べるなど、生理期に限らず日頃から摂取できるといいと思います。 (写真・左から)ホルモンバランスにフォーカスしたオリジナルブレンドハーブティー / The Little Sunshine。オイルカプセル 月見草油、毎日夕方に摂取するのがおすすめと言うオイルカプセル ボリジ油、PMSで気分が沈んだ時に良いというタンチュメール メリッサ / 全てCosme...

# PERIOD# フェムテック# 自分らしく生きる

「誰しもにライフパーパスがある」ーコミュニティーハーバリストが伝えたい想いー Pai Miyuki Hiraiさん

共にサンフランシスコに暮らし、互いにリスペクトし合える友人関係だというコミュニティハーバリストのPaiさんとシシフィーユ・ブランドコミュニケーターの本田。幼い子どもを抱えて渡米し、当時心もとない日々を送っていた本田はPaiさんの存在に救われたのだそう。「Paiちゃんとそのコミュニティに愛をたくさん与えてもらって心が満たされた。私たちにはそういう心を寄せ合う場所、コミュニティが必要だと改めて感じるきっかけを与えてくれた人なんです」(本田)。その時の気持ちが「SISIFILE COMMUNITY」の立ち上げにもつながっているのだと言います。普段もPaiさんのカウンセリングを受け、ハーブティやメディスンで心体を整えているという本田が、Paiさんにハーバルメディスンのこと、そしてコミュニティハーバリストとしての想いを聞きました。 ―「ハーバルメディスンはみんなのものなんだよ」っていうことを伝えていきたい 本田:Paiちゃんはフォトグラファーやメッセンジャーを経て、今はコミュニティハーバリストとしての活動が中心になっているけれど、コミュニティハーバリストという言葉自体にあまり馴染みがない人には、どんな存在と言えばわかりやすいかな? Pai:昔でいったらその地域やコミュニティにいたメディスンウーマン(※1)やシャーマンと呼ばれるような人たちのことやね。自然や植物と深くつながって、植物のエネルギーや治癒力を深く理解し、そのお力を貸してもらえる人。患者さんの症状だけを見るのではなく、同じ目線に立って、その人の感情やトラウマなども深く近親的に診断する。その上で、必要な植物を煎じたりしてメディスンを作る。イメージ的には、近所にいる魔女さんみたいな感じかな。 ※1メディスンウーマン: 自然と調和した人間本来の生き方を人々に取り戻す術や知恵を受け継いだ人々のこと   本田:メディスンがもたらす効果だけでなく、コミュニティハーバリストが心や体の状態に寄り添ってくれるということやその存在自体に意義があるなって感じる。何かあった時にすぐに相談に乗ってもらえるというのは、心身が弱った時にとても支えになるよね。私自身、パンデミック中は特にPaiちゃんのカウンセリングやメディスンにすごく救われたし、これからの時代にコミュニティハーバリストのような存在は絶対に必要だなって肌で感じた。そもそもハーブやメディスンにはどうやって出合ったの? Pai:写真を勉強するためにニューヨークに住んでた時、私ビーガンやったんよね。それはなぜかというと、ラスタの人たちと出合って、ラスタファリア二ズム(※2)のこと、彼らの生き方、政治や食べ物、地球、宇宙に対する姿勢にすごく共感できたから彼らと同じビーガンになったの。その時期にハーブを取り入れたりする、ヘルスコンシャスな生活に目覚めた。私はハーブのことって世の中で起きていることとつながっていると考えていて、そこまで深く理解して扱うべきだと思ってるの。 ※2ラスタファリア二ズム: 1930年代に起こったアフリカ回帰などを唱えるジャマイカの黒人による宗教・政治運動。ラスタファリアニズム思想をもつ人たちを「ラスタファリアン」「ラスタ」と呼び、彼らの多くは、菜食主義・自然回帰的 本田:世の中で起きていることとつながっているというのは、具体的にはどういうこと? Pai:例えば、システム化されたレイシズムのことをシステマティック・レイシズムっていうねんけど。女性や黒人、先住民などが社会的に不平等な立場になるようなシステムが社会的な構造に組み込まれてしまっているということ。世の中が一部の人しか稼げない仕組みになっていて、お金がないと良い学校に入れなかったり、良い医療が受けられなかったりとかね。私は、階級の差や貧困、差別の問題があることを子どもの学校を通じて目の当たりにしたんよ。そういう現実に直面して、自分なりに何かできないかと考えている時に、ハーバルメディスンに出合ってん。ハーバルメディスンっていうのは、植物から作られている薬のことで、病気を予防・治療したり、健康を増進したりするために使われているもの。日本でいったら漢方のイメージと近いんかな。お金がないと受けられないような今の医療システムは限られた人のものだけど、ハーバルメディスンはみんなのものなんよ。まだそのことを知らない人たちに伝えていきたいと思ったし、人間の本来の力を引き出す植物の力に魅力を感じて、学校に通ってコミュニティハーバリストの資格を取得したの。 本田:知識は必要だけれど、ハーバルメディスンは身近なもので作ることができるから、みんなに開かれているものだよね。ギバー(人へ惜しみなく与える人)であるPaiちゃんがハーバルメディスンにたどり着いたのは自然の流れだったのだと思う。 ―なんで生まれてきたのか、ひとりひとり目的がある  Pai:ハーバリストというのは、その土地のご先祖様たちにもリスペクトを持ち、植物やその土地の魂にお願いして力を貸してもらう許可を取るの。むやみやたらに採集しないことをきちんと理解している人やねん。資源をみんなでシェアして生きていたネイティブアメリカンの時代と同じ精神。でも今の世の中は、分け合いたくない一部の人たちが社会のシステムをつくって多くの人たちを従わせる構造になっているやんか。でも最近、パンデミックになったことで自分のアイデンティティに目覚めて、世の中の仕組みがおかしいと気づき始めた人が増えてきたよね。だからこそ資源をシェアをしていた頃のように戻して、そこからまた新しい世界を始めたらいいと思う。 本田:Paiちゃんはこれから先、メディスンを通してどういうことをやっていきたい? Pai:もっともっとメディスンを追求していきたい。人生楽しいことが多すぎて、勉強も写真もそうやけど、全うできなかった気がするんよね。でもメディスンのことは生まれ変わってもまたやると思う。みんながなんで生まれてきたのか、ひとりひとりに目的、ライフパーパスがあるの。メディスンを通して、自分が誰なのか、何のために存在しているのか、気づく助けになることを自分の命がある限りやりたいと思っている。それが私の今のライフパーパスやな。全てはエネルギーだと私は思っているから、自分がやりたいと思ったらそうなるし。行きたい方向、ビジョンさえしっかりあれば叶うんよ。 本田:うん、本当にそう思う。心の声に正直に進むことは、自分にとってだけではなくて、実は周りにも良い影響を与えることになるんだよね。Paiちゃんはそれを体現しているし、伝えていく人だと思う。 本田:Paiちゃんの思い描いている未来は?どういう暮らしを想像している? Pai:自分たちのコミュニティをつくって、助け合って生きていきたい。政府に頼らずに生きていける術を持ちたいと考えてる。この先は政府に頼る時代じゃなくなるよ。自分で食べるもの、ハーブを育てて、電気も自家発電して、誰にも頼らない生活をしたいねって旦那と話している。未来はそういうことだと思う。理想と今の生活とはまだほど遠いけど、全てのことには理由があるんよ。だから今私がここに置かれているのは、ユニバースが決めたことなんだと思う。 本田:最後にPaiちゃんにとって「やわらかい世界」とは? Pai:英語で言ったら、レジリエントってことやろ? パンデミックのときによく聞いたワードやね。これからは柔軟性の時代になるよ。想像して、自分が描いたことは必ず形になるの。日々、邪念を抱くこともあるけど、それをはらいながら自分を磨いていくこと。そして自分を知ること。その先にあるのがやわらかい世界なんやと思う。 ■ Pai Miyuki Hirai / コミュニティーハーバリスト 1997年渡米。ニューヨークを拠点にフォトグラファーとしての活動を始める。2001年に帰国し、中目黒にあった「gas-experiment!(後の大図実験)」を拠点に写真家として活動。その後自らもメッセンジャーとして働きながら仲間たちの写真をドキュメントする。2012年に再渡米。現在は母であり、サンフランシスコにて植物と宇宙のエネルギーとつながりながら、コミュニティーハーバリストという肩書きでみんながより良い生活を送るお手伝いをしている。instagram:...

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「気持ちいい」にとことん偏っていきたい / YORK.代表 山藤陽子さん

  「SISIFILLE(シシフィーユ)」立ち上げ時にアドバイザーとしてチームに参加してくださった、ライフスタイルコーディネーターで「YORK. 」代表の山藤陽子さんと、「山藤さんの独創的な視点にいつも魅了されていた」という当時企画を担当していた本田(現ブランドコミュニケーター)。ローンチから7年が経ち、久しぶりに顔をあわせたふたりが当時の、そして今の想いを語り合いました。 ―そういえばオーガニックのナプキンって日本にないな、                       ほしいなと思っていた(山藤) 本田:シシフィーユが誕生した2015年は、ちょうど南青山のサロン「HEIGHTS(ハイツ)」の立ち上げとも重なっていたんですよね。 山藤:そうでしたね。ハイツを始める前、オーガニックセレクトショップのディレクションを任せていただいていて、海外にバイイングに行く中でそういえばオーガニックのナプキンって日本にないな、ほしいなって思っていたんです。 本田:最近でこそ日本でも浸透し始めましたけれど、当時国内生産の製品としてはなくて。 山藤:そうそう。なので、輸入できないかなって考えていたところに、オーガニックコットンを使ったナプキンをこれからつくるんだっていうお話を聞いたんです。それでアドバイザーとしてのポジションでお声がけいただいたのが始まりでした。 本田:私はキャリアの大半をアパレル業界で過ごしてきて、洋服以外のカテゴリー、しかも生理用ナプキンでブランドを立ち上げることになるなんて思ってもいなかったんです。生理事情は人それぞれだし、チームに女性が私ひとりだったこともあって、山藤さんとあれこれ意見を交わして、共感し合いながら進めていける環境があったことはとても心強くて。あのときの話し合いが、シシフィーユを進むべき方向に導いてくれたなと思っています。 山藤:「私たちは女の子だから、生理のときぐらいは自分をいたわる気持ちを持ちたいね」という想いがブランドの軸となって、ブランド名、ロゴ、色も全部一緒に決めて。デザインも、下着みたいにお店で飾っていても遜色ないものにしたいねっていうことで、ああいう形に行き着いついた。試行錯誤を重ねて、世の中に出せたことは本当に良かったよね。シシフィーユのナプキンは私にとって、今の仕事につながる第一作目といえる存在なんです。 ―「感覚の偏り」をどう表現するのか、ということをずっと考えているんです(山藤) ― 山藤さんは、飛び抜けて偏っているからこそ伝わりやすい(本田) 本田:私、山藤さんに教えていただいたことで、すごく印象に残っていることがあって。化粧水をつける前の「拭き取り習慣」のことなんですが、化粧水を染み込ませたコットンで顔やデコルテ、最後は耳の裏や手のひらまでも拭き取るとおっしゃっていて。いざやってみたらとても気持ちが良くて、1日の始まりや終わりの心の切り替えに最適だし、何より自分をいたわっているっていうことが実感できてすごく感動したんです。 山藤:何も特別なことをしているわけじゃなくて、あたりまえのことなんですけれどね。肌は古い角質がたまらないように、拭いてやわらかくしておくとどんどん栄養も入ってくるけど、かたいと入っていかないの。「心も体もやわらかく」とよく言っているんだけれど、肌と一緒で心と体もやわらかくないと新しい情報が入ってこないし、人の話も聞くことができないんです。  本田:その「拭き取り習慣」の話を聞いて、まさに山藤さんが発信されていることってそこに集約されているような気がしました。かゆいところに手が届くというか、本当にささいなところの感性を刺激してくれるような。 山藤:結局自分を気持ちよくさせてあげられないと人にもやさしくできないし、仕事のパフォーマンスもあがらないと思っていて。私は、「気持ちいいことフェチのライフスタイルコーディネーター」という肩書きを持って、とにかく気持ちいいことに偏るっていうことだけに集中してきた。あたりまえな、すごくベーシックなものを人と違った視点で紹介したい、人をハッとさせたい、というのが私自身の人生のテーマのひとつでもあるんですよ。だからその「感覚の偏り」をどう表現するのか、ということをずっと考えているんです。 本田:山藤さんは、飛び抜けて偏っているからこそ伝わりやすいんだと思います。話していると、実はとても大切であったこと、必要であったこと、忙しい日々の中でこぼれ落ちてしまっていたことに気づかせてもらえるような感覚があるんですよね。 ―パンデミックを経験して、ものを“買わない”のではなく、“選べる”ようになってきた(山藤)ーみんなそれぞれ自分の中にある感覚の部分を信じるようになってきているのかな(本田) 本田:気持ちいいいことフェチ、偏愛とかって、7年前にも山藤さんが語られていたなと強く印象に残っています。今となってはそういう言葉を見聞きするようになりましたが、当時はそうではなかったですよね。そう考えると、やっと時代が追いついてきたんだなと感じます。  山藤:そうなんですよね。今でこそコマーシャルのキャッチコピーとかで「気持ちいい」みたいな言葉が出てくる時代ですけれど、当時は気持ちいいっていう感覚でものを選ぶっていうことがなかったんですね。今は「ものを買わない時代」なんて言われたりするけれど、自分にとって価値があって必要なものはみなさん買われている。だから“買わない”のではなく、“選べる”ようになってきたのだろうと思っています。パンデミックを経験したことで、みなさん時間の余裕ができて、自分に向き合う時間が増えたから、もの選びに対する感覚も変わってきたんじゃないかな。 本田:日本は、みんなと同じものをほしがる傾向がありますよね。だけど、「こう思っているのは自分だけなのかも?」 っていう、みんなそれぞれ自分の中にある感覚の部分を少しずつ信じるようになってきているのかなって思います。 山藤:そうだね。そこはシシフィーユの「自分を大事にする」っていうブランドコンセプトとも通じると思っていて。もちろんトレンドみたいなものはあるけど、ただ上質だから買うとかそういうもの選びではなくて、自分への投資の仕方っていうのが成熟してきたのかな。そういう意味ではパンデミックがもたらした良い側面と言えるのかもしれないね。 ―「偏るけれど、こだわらない」。こだわらないけれど、気持ちいいっていう感覚にはとことん偏っていっていきたい(山藤)   本田:今日話を聞いていて、やっぱり山藤さんはブレないなと思いました。7年前からずっと変わらずに自分の感性を信じているじゃないですか。どこの枠にもあてはまらない、そのするどい感性の源はどこにあるんですか?  山藤:子どもの頃からわりと真面目で人に迷惑をかけないように普通に育ってきたんですけれど(笑)。でも普通の会社員だった私がフリーランスになって、その当時は決められた肩書きもなかったから、それだったら一層「◯◯の人ね」って言われないようにしようっていう気持ちはありました。そもそも枠にはめられる要素もなかったから、それだったら何にもカテゴライズされずに、ただただ自分の感性を信じて、気持ちいいことに偏っていこうと決めて。 本田:いい子でいた反動みたいなものはあったんですか? 山藤:それは全然ないんです。型にはまっていたときがあるからこそ、逆にその良さが分かっているので。反骨精神があるっていうわけじゃないんだよね。あたりまえの肩書きであたりまえのことをするのはつまらないなって、ちょっとへそまがりなんです(笑)。 本田:枠にとらわれないっていう、ものの選び方にもその考えが反映されていますよね。...

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